これは、あくまででも私個人が今までの写真人生の中で、感じた事思った事になります。

今回の記事は、フィグ・ドール撮影だけに限らず写真全般に関して言える事だと思いますので、読んでみて下さい。
あくまで私の考えですが。(>人<;)
・ 撮影テーマ・コンセプトを考える。
写真を撮る上で、テーマやコンセプトを持っていると言う事は、自分の表現に“ブレ”がなくなると言う事になります。
例えば、私dabuwanの撮影テーマは“Lose a feeling of scale”(スケール感喪失)です。
この撮影テーマに沿って撮影した写真を基本軸として、blog“1/6の景色”は進行しています。
ブレない軸を持つという事は、写真全般に言える事だと思います。
・ 私の撮影に対する考え。
私の場合、他のフィグ・ドール撮影をされている方々とは、考え方が少し違うかも知れません。
撮影テーマの“Lose a feeling of scale”(スケール感喪失)これは言い方を変えると、リアルかミニチュアか解らなくする事 です。
確かに、フィグ撮影特有の事もありますが、私自身はリアルサイズのモデルさんを撮影している事と同じ事を行なっています。

例えば“五月晴れの日 ・ 2”のラストカットですが、フィグ写真でありながら主役であるフィグは、後ろ姿で殆んど影です。
これは私が、フィグをフィグとして撮影しておらず、リアルモデルさんを撮影している事と同じ表現をしている為にこの様な表現になっています。
私はフィグ写真とリアル写真をシームレスで繋ぎたいと思っています。
・ フレーミング(構図)をしっかりする。
フレーミング(構図)は、自分の考えや想い、また被写体の感情などを観る人に伝える為に重要な事です。
構図に関しては、様々な構図が存在します。
こればかりは、個々で撮影をして勉強するしか方法がありません。
作例として“静かな時間 ・ 2”から

このカットは、後ろ姿とポージングと合わせフレーミングを斜めにする事により、ミホの不安や悩みなどの胸の内を表現しています。

対してこのカットは、胸のつかえが取れてホッとして楽になった様子を表現しています。
同じ様に斜めのフレームですが、体の向きとポージングの違いで、こんなにも表現が違って来ます。
写真全般を撮影する際、私が何時も心掛けている事は“写真はノートリミング”と言う事。
カメラマンをしていたと言う事もありますが、この点は人一倍拘っていますね。
カメラマンが、上位機種のカメラを使うのは信頼性もありますが、視野率100%のファインダーが必要な為です。
プロ・写真上級者の方は“写真はノートリミング”という事を実践する為に必要不可欠な装備なのです。
折角の100%ファインダーも、トリミングをしてしまったら何の意味もありません。
フレーミング(構図)を学ぶ方法としては、最近よく出版されている入門書や写真集や雑誌を観るのが一般的な方法だと思います。
但し、ちゃんと実践してみる事が大切だと思います。
・ 第三者目線
これは、撮影を客観的に観る為に必要な事だと思います。
撮影に不慣れな時などは、入れ込み過ぎて状況判断が鈍って来ます。
例えば、撮影している時は良いと思って撮っていたが、家に帰って観てみると“何か違う”何て経験ありませんか?
これは撮影に入れ込み過ぎていた為に、撮影時と平時との感覚のズレがある為です。
この感覚のズレをなくす為に“第三者目線”冷静に判断を下す為、客観的にモノを観ると言う事が必要になります。
これに関しては経験と慣れが必要ですが、始めの頃は撮影前に“まぁ、落ち着け”と自分自身に言ってみて下さい。
何時もよりも状況が見えると思いますよ。
“まぁ、落ち着け”ってね。
その2へ続く。