
今回は、殆んどの方が撮影されているであろう、スタジオ(室内)撮影に付いてです。
私の場合は、実際のスタジオ撮影の様な写真が欲しい場合と、“Doll's Portrait”を撮影する時にスタジオ撮影をします。
今回の写真は、翠ヘッドをリペイントした“ミホ”のテスト撮影した時の物です。

フィグだけの撮影であればあまり気にならないのですが、こういったバイクや車などを一緒に写すと“写り込み”と言う問題が出て来ます。
“写り込み”はとても厄介で、探り出すと思いもよらない所が写り込んでいたりします。

アシスタント時代に車のカタログ撮影に同行した事がありますが、丸一日掛かって1カット、出来て2カット位しか撮影する事が出来ません。
しかし、自宅で撮影する場合は“実際の撮影”を知っている事もありますが、あんな事は出来ません。(笑

こういった撮影の事を“物撮り(ぶつどり)”と言いますが、撮影者が“何処まで拘るか”と言うのもありますが、基本的に1/6の“実際の撮影と同じライティング”が必要になるのです。
私の場合、すぐに撮影出来る様に非常にシンプルな撮影セットで撮影をしています。

アクリル板(白・光沢)を2枚・白黒のデコパネ2枚・室内灯(LED)・LED電球4.1W1灯・富士フィルムのビュワー(フィルムのセレクトに使用していた物)・三脚だけです。
特に大掛かりなセットは組んではおらず、アクリル板を床とバックに立ててその上で撮影をしています。
デコパネの黒の方を左右に立て、室内灯は一番明るく点灯し、LED電球は天バン(天井バウンス)、ビュワーをメインライトにします。
今回撮影分の場合は、ライト位置がフロント・トップ(レンズの真上)でライト手持ちで撮影をしています。
撮影意図にもよりますが、ライトを何処から入れるかで写りがかなり違ってきます。
撮影時には、しっかりと光の観察をした方がキレイな写真が撮れると思います。

オフ・ショット。(^O^)
撮影日は上と別ですが。

ミホちゃん、“ドゥカ”に興味深々の様子。(^O^)