
前回の続きです。
“じゃあ、行ってきま~す。”と、彼女は走りだしました。

ゆっくりスタートするも、あっという間にコーナーへ消えて行ってしまいました。
小さな身体を上手く使い、よくもまぁあの重いZ1を軽々と操ること。
後ろに付いていて、見とれてしまいます。

姿が見えなくなり、しばらく走ると彼女は止まっていました。
”今年、最後の桜を見ていたんです。”ここは標高が高い事もあり、まだ桜が残っていました。
風が吹くと、桜の花びらがひらひらと舞っています。

和んでいると、“先に帰ってるね。”と言い残して走り去ってしまう“るびぃ”でした。
・・・・・・置き去りかよ・・・・・・のろのろ家路に付く私であった。(´・ω・`)